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麗しの島から

台湾統一地方選で起きる「韓流」ブーム

 台湾の次期総統選(2020年)の行く末を占う統一地方選(11月24日投開票)は、蔡英文総統率いる与党・民進党が苦戦を強いられている。原因の一つが「韓流」ブームだ。韓国の音楽やファッションなどを指す「韓流」ではない。主役は南部・高雄市の市長選に野党・国民党から出馬している韓国瑜氏(61)。爆発的な人気を博し、台湾全体の選挙情勢にも影響を与えそうな勢いだ。民進党が高雄市で敗れるなどの結果になれば、蔡総統の責任論に発展し、20年総統選の情勢に大きく影響する。

 11月3日、高雄市三民区。韓氏と高雄市長選候補の合同集会が開かれた公園は1000人ほどの支持者で埋め尽くされ、異様な熱気に包まれていた。韓氏が会場の後方から登場すると、まるで芸能人が登場したかのように「キャー!」と歓声が上がる。韓氏に触れようとする大勢の支持者らに取り囲まれ、ボディーガード役の男性らに守られながら、やっとのことで壇上に上がった。

 韓氏がこぶしを振り上げ、こめかみに血管を浮かべながら、激しい口調で訴える。

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福岡静哉

台北特派員。1978年和歌山県生まれ。2001年入社。久留米支局、鹿児島支局、政治部などを経て2017年4月、台北に赴任した。香港、マカオのニュースもカバーする。

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