メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

土記

麻生さんとゲノム=青野由利

 <do-ki>

 先月、物議をかもした財務相の麻生太郎さんの発言で、「麻生さんはゲノム医療やゲノム科学に無関心なのかしら」と思った。

 「飲み倒して運動も全然しない人の医療費を健康に努力している俺が払うのはあほらしい」と言った先輩の言葉に、「良いことを言うなと思った」という、あの発言だ。

 ゲノムはある生物の全遺伝情報で、あなたも私もほとんど同じだが、わずかずつ違いがある。このゲノムの個人差が、顔形といった外見だけでなく、病気へのかかりやすさや、薬の効きやすさ、副作用の出方の違いにも影響を与える。ゲノム医療は、こうした遺伝情報の個人差に着目し、病気の診断や治療、予防に役立てようというものだ。

 人間は遺伝子で決まるのか環境で決まるのか。英語でも「nature or nurture」と言われ、論争の種になってきた。ある時は「遺伝子決定論」に振り子が大きく揺れ、あしき優生学にも結びついた。逆に「何事も環境次第」という方向に振れたこともある。

この記事は有料記事です。

残り584文字(全文1005文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. ナイトクラブや風俗業、休業補償の対象外 厚労省「公金助成ふさわしくない」に批判

  2. 石川の路線バス男性運転手が感染 金沢や野々市で3日に403便運休へ

  3. ファクトチェック マスクは首相の地元・山口県の企業が受注? 「全世帯配布」で駆け巡ったツイート

  4. 「6月に消費税0%」で令和の恐慌を防ぐ

  5. 「かっこよかった」「生き方教わった」最高齢ライオン・ナイル 死の前々日まで咆哮 京都市動物園

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです