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工芸の地平から

宴の所作まで導く手腕=外舘和子

大⻆宏一《赤の引力》=伊丹市立工芸センター提供

 この8月に審査員を務めた「2018伊丹国際クラフト展酒器・酒盃台(しゅはいだい)」が兵庫県の伊丹市立工芸センターで今月17日から開催される(12月24日まで)。清酒発祥の地といわれる伊丹の歴史を背景に創設されたこの国際公募展には、日本酒の文化を持たない海外からの出品も多く、毎回新鮮な発見がある。

 特に注目すべきは、酒器というテーマが、作り手にとって縛りや制約になるのではなく、むしろ用途が想像力を刺激し、創造を促す原動力になっているということである。そして創造は酒器の色や形だけでなく、酒器を手にする人々の所作の範疇(はんちゅう)にまで及ぶ。

 例えば大賞受賞作、大角宏一の《赤の引力》は、華やかな色彩とやきもののクラシカルな質感を巧みに融合さ…

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