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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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「命の選別」厳しく非難 強制不妊手術問題で講演会 富山 /富山

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旧優生保護法の問題点を指摘する利光惠子さん(正面中央)=富山市湊入船町の県民共生センターサンフォルテで、青山郁子撮影
旧優生保護法の問題点を指摘する利光惠子さん(正面中央)=富山市湊入船町の県民共生センターサンフォルテで、青山郁子撮影

 旧優生保護法下で強制不妊手術が繰り返された問題で、女性障害者への強制不妊手術問題に詳しい利光惠子さんの講演会「優生思想と現代」が10日、富山市湊入船町の県民共生センターサンフォルテで開かれた。

 障害者の自立支援活動を行うNPO法人「文福」(同市五福、八木勝自理事長)が主催。利光さんは立命館大生存学研究センターの客員研究員で、「優生手術に対する謝罪を求める会」の呼びかけ人でもある。

 講演では、精神疾患を理由に16歳で手術を受けさせられた宮城県の女性の体験談を紹介。同県では「愛の十万人運動」と題して、優生手術を徹底していたという。女性は手術後、体がつらくて仕事も出来ず、生理時は激痛に襲われた。子どもができずに離婚。今年5月に謝罪と損害賠償を求めて国に提訴した。利光さんは「優生思想とは人間の生命の格付けであり、命を選別すること。強制不妊手術は、不良な子孫の出生防止を目的に、障害…

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