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黒武御神火御殿-三島屋変調百物語六之続

/100 第二話 姑の墓=宮部みゆき 題字・絵 藤枝リュウジ

 その手のひらと同じ大きさの真っ赤な痣(あざ)がここに浮き出していると、お花は言い張るのだった。

「左肩にもございますの。右肩のよりも薄くて、手のひら半分ほどの大きさでございます。たぶん、母の右手の方が強く当たったからだと思いますが--」

 身をもがいて左肩も露(あら)わにしたが、そこにも何もない。お花が「ある」と訴える赤い痣など、どこにも見当たらない。

 しかし、お花は譫言(うわごと)のように言いつのる。

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