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内田麻理香・評 『雷鳴と稲妻 気象の過去、現在、未来』=ローレン・レドニス著、徳永里砂・訳

 (国書刊行会・9504円)

 大型台風、地震、記録的な猛暑……今年の日本も、さまざまな天災に見舞われた。人間は天文学や気象学を発展させ、災害に対処しようとしてきた。昔よりは被害を小さくできるようにはなったが、災害を前にすると、人間はいかに無力かがわかる。そんな気象と人間との関係を、斬新な美術書の形で描き出したのが、今回ご紹介する『雷鳴と稲妻』だ。

 本書は美術書でもあり、ルポルタージュでもあり、科学書でも歴史書でもある。著者のレドニスは前作、『放射能』(国書刊行会、二〇一三年)でマリー・キュリーの生涯と、その業績、その発見からもたらされた影響などを、絵画を通じてドラマチックに表出した。彼女の独自のスタイルは本作でも踏襲されている。

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