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クライミング

V2の藤井 難所で落下に笑顔なく

 2連覇を果たした藤井だが、高さ15メートルの壁に設定された頂点にたどり着くことはできなかった。「僕が勝って本当に良かったのかな」と納得のいかない表情を浮かべた。

     藤井を含め、メダルを獲得した日本選手3人はいずれも終盤の難所を越えられなかった。垂直を超えるオーバーハングの傾斜から上部のホールド(突起物)に手を懸命に伸ばしたが、つかめずに落下した。リードは筋力の持久力が問われる種目。いかに余力を残して終盤を迎えるかが重要だが、序盤の課題に苦しめられた。藤井は「前腕が限界だった」と悔しがった。

     東京五輪代表の有力候補の一人。今季の目標だった世界選手権ではボルダリング5位、複合6位とメダルを逃した。雪辱を期して臨んだ今大会も、ボルダリングは4位。若手が急激な成長を遂げる今、今月30日に26歳になる経験豊富なクライマーもかつてのように簡単には勝てなくなっている。

     それでも焦りはない。競技を離れたら、今も変わらず勤務するクライミングジムの受付に立つ。「社会とつながっている気がするから」。優勝を狙う最終日の複合にも自然体で臨む。【田原和宏】

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