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論の周辺

文化の発信地としての書店

 誰にでも「思い出の本屋さん」があるのではないか。記者の場合も子供の頃から年代ごとに、いくつかの書店の姿が浮かび上がってくる。中でも特別な一つが、東京・池袋の西武百貨店にあった「リブロ池袋本店」だ。3年前、閉店したと知った時は少なからずショックだった。学生時代、池袋近くに住んだ者にとって、青春の一ページが失われるような思いがした。

 菊池壮一氏の著書『書店に恋して--リブロ池袋本店とわたし』(晶文社)を読み、そうした感情が呼び起こされた。著者は1977年、前身の西武ブックセンターの時代から同店に勤め、閉店時は執行役員店長を務めていたリブロの生き字引のような人。もちろん書店チェーンとしてのリブロは現存し、各地に展開している。本書にも著者が一時期担当した九州での体験がつづられている。だが、池袋のリブロは発祥の地というだけでなく、…

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