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私の記念碑

歌舞伎俳優 中村東蔵の「沓手鳥孤城落月」 「僕じゃないとだめ」に喜び

=根岸基弘撮影

 日本医科大学の学長もつとめた医師の子に生まれたが、幼いころからの芝居好きで映画や商業演劇の舞台にも出演した。歌舞伎界入りは1961年。23歳で六世中村歌右衛門の芸養子となった。

 「歌舞伎の役を演じたことがないので、入りたては夢中でした」

 歌右衛門の自主公演「莟(つぼみ)会」で、65年4月に、戦国武将、上杉謙信、武田信玄の戦いを素材にした「本朝廿四孝(にじゅうしこう)」の通し上演があった。めったに上演されない「武田信玄館切腹」の信玄妻常盤井御前が配役された。武田勝頼の母。

 「初めての老け役で印象に残っています」

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