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新聞記者、銃をとる

新米猟師奮闘記/3 近くにシカ 気づかず待機 /滋賀

作画・マメイケダ

 来たーっ。まもなくシカが姿を現すはずだ。私の胸は期待で高鳴りする。木の陰に身を忍ばせていた私から200メートルほど離れたところで犬のほえ声がする。その手前の、ガサガサという音はシカの足音に違いない。

   ◇  ◇

 昨年に続き、今年もイノシシ、シカの狩猟が1日、解禁された。私はさっそく4日、チームで行う「巻狩り」に参加した。知り合いから、「どんな風にして捕るの」とよく質問されるが、この「巻狩り」こそがもっとも一般的な狩猟方法である。山の中にいるシカを10人ほどで囲み、その中で犬と、「勢子(せこ)」と呼ばれる追い手が獲物を追う。シカは半夜行性なので、昼間は寝ていたり、日当たりのいいところでひなたぼっこを楽しんでいたりするのだが、そこを犬とともに急襲する。シカは慌て、あたふたと慣れ親しんだ獣道をひた走るが、そこに事前に配置された射手が待ち受け、仕留めるという寸法だ。

 とはいえ、そう理屈通りにことは進まない。何しろ相手は野生である。まず、シカがどこにいるかの見極めが難しい。いないところを囲んでも、もちろんシカは出てない。

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