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余録

米兵をGIと呼ぶようになったのは第二次大戦以降という…

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 米兵をGIと呼ぶようになったのは第二次大戦以降という。その前はドーボーイ(doughboy)といわれた。ドーとは練り粉で、制服の金ボタンが練り粉のお菓子のようだからというが、ちょっとピンとこない▲ドーボーイという言葉が世界に広がったのは、第一次大戦末期に米軍が大挙して欧州に渡ったからだ。1918年11月の休戦協定までに米軍は仏英軍と共に独軍に攻勢をかけたが、大戦終結をもたらしたのはその戦力だけでなかった▲実はドーボーイたちは米大陸からスペインかぜのウイルスを欧州に持ち込んでいたのだ。全世界で2500万人以上の死者を出したこの流行の発生源はスペインではなくて米国で、欧州各国での大流行が大戦の休戦を早めたとされる▲ともあれ欧州が自らの平和維持に失敗し、その回復に米国の力を求めた2度の世界大戦だった。欧州への米国の関与は東西冷戦後も続くが、パリでの第一次大戦終結100年の記念式典は仏米両首脳の異様な緊張関係が注目を浴びた▲マクロン仏大統領が大戦の教訓から自国中心主義を戒めて多国間協調を求めたのは、トランプ米大統領の孤立主義への批判だろう。かたやトランプ氏は式典でも他の首脳と別行動で、平和フォーラムは欠席するマイペースぶりだった▲だがトランプ氏が雨天を理由に米国の戦没者の墓参も中止したのは、さすがに米国内で非難されているという。欧州の平和回復に命をささげた泉下(せんか)のドーボーイたちもあきれよう「米国第一主義」である。

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