入管法改正案

ヒアリング 実習生、低賃金に不満 野党「待遇改善が先」

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入管法改正案に関する野党合同の会合で、自らの体験を話す外国からの実習生ら=国会内で2018年11月12日、川田雅浩撮影
入管法改正案に関する野党合同の会合で、自らの体験を話す外国からの実習生ら=国会内で2018年11月12日、川田雅浩撮影

 立憲民主党など野党6党派は12日、外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案の審議に向け、技能実習生を対象とした合同ヒアリングを国会内で行った。実習生からは低賃金や長時間労働への不満が続出。政府は同改正案で受け入れ拡大を目指すが、野党は実習生の実態究明や待遇改善を優先させるべきだと追及する方針だ。

 ヒアリングには約20人の実習生が参加した。カンボジア人女性(33)は「体調が悪くても病院に行かせてもらえない」と証言。実習生からは「午前6時半から深夜0時まで働かされ、半年間休みがなかった」「残業代は時給300円だった」などの不満も上がった。同席した弁護士らも「外国人の権利を守る仕組みづくりを優先すべきだ」と求めた。

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