2007年に資源金融部長に就き、ロシア・サハリン州の液化天然ガス(LNG)開発計画の交渉に当たることになりました。日本のエネルギー資源は中東依存度が高く、距離が近いサハリンに供給源を確保することへの期待は高かったのですが、ロシアは難しい相手。漁業者らの反対もあり行内の雰囲気は積極的と言い難く、数年にわたる交渉は宙に浮いた状態でした。
計画は「サハリン2」と呼ばれる大規模なLNG基地開発です。私が担当になった時点で利害関係のある北海道の漁業者が強く反対し、国際NGOも環境破壊の懸念があると主張し完全に足踏み状態。前任部長の申し送りは「サハリン2は触らない方がいい」でしたが、それでは前に進めません。思えば1991年から3年間、米ワシントン赴任時も1人でシンクタンクの勉強会に通い、政府要人と人脈を築きました。そこで他の仕事は部下に…
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