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詩歌の森へ

ユーモアと死生観=酒井佐忠

 現代歌人集会(林和清理事長)の秋季大会が12月2日午後1時から京都市のアークホテル京都で開催される。席上、第44回現代歌人集会賞の山下翔の歌集『温泉』(現代短歌社)の授賞式がある。<店灯りのやうに色づく枇杷の実の、ここも誰かのふるさとである>。作者はまだ20代。華やかさはないがつぶやくような簡素な言葉が魅力。もう一つ、ゲストの米川千嘉子が「人間的なるものの深さへ~岩田正と窪田空穂」と題して講演するのが注目。

 誰よりも短歌と人間を愛した岩田正は昨年11月3日に亡くなり、その後多くの新聞、雑誌や馬場あき子とともに支えた歌誌「かりん」で渾身の追悼企画があった。10月の「岩田正を偲ぶ会」では岡野弘彦、篠弘ら多くの歌人が参列し、ユーモアと真の人間愛を基底にした歌人の活動を讃えた。20代の初めに生涯のモチーフとなる「歌とユーモア」との批評を歌誌「まひる野」に発表した岩田の一貫した歌への姿勢を、篠が指摘したのが印…

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