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福田村事件

「鎮魂の思い込め書いた」 流山で著者の辻野さん講演 /千葉

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 関東大震災直後の1923年9月6日、福田村(現・野田市)で子どもや妊婦らが殺害された「福田村事件」について追ったノンフィクション「福田村事件 関東大震災・知られざる悲劇」(崙書房出版)の著者、辻野弥生さん(77)=流山市=が17日、同市の流山福祉会館で講演をした。「野田市ではタブーとされている事件ですが、鎮魂の思いを込めながら書きました」と語った。

 講演会は当初30人の定員だったが、申し込みが多く40人が辻野さんの話に聴き入った。福田村事件では関東地方を巡っていた香川県の売薬行商団15人のうち9人が、行商団を朝鮮人と思い込んだ福田村と隣接する田中村(現・柏市)の自警団に殺された。9人のうち3人が2~6歳の幼児で、23歳の妊婦もいたなど、事件の経過や背景を説明した。

 参加した習志野市の勝又啓二郎さん(78)は「どんなきっかけで事件が起きたのか知りたかった。今はヘイトスピーチなどがスマホなどで一気に広まってしまう」と話した。

 文芸誌「ずいひつ流星」発行人の辻野さんは99年から取材を開始。2002年には香川県を訪れ、同県歴史教育者協議会の石井雍大(ようだい)会長から、生き残った行商団の一人の証言を収めた録音テープの提供も受け、13年に出版した。【橋口正】

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