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治安悪化と貧困を逃れ中米諸国から米国を目指す移民集団「キャラバン」は、メキシコ北西部にある米国との国境の街、バハカリフォルニア州ティフアナに相次いで到着し約3000人が一時滞在している。参加者たちは、太平洋岸の砂浜にそびえる高さ5メートルの国境フェンスを訪れては、目指してきた米国側に広がる「安息の地」を眺めた。そこでは銃を持った米当局者に警護され、作業員が不法入国を防ぐフェンスの補強工事をしていた。
フェンス周辺には、国境を一目見ようとキャラバンの家族連れが集まり、波打ち際では子供たちが水をかけ合って遊ぶ。作業を見守っていたホンジュラス人のフランシスコ・アントノさん(28)は「キャラバンのほとんどは法律を犯さない善良な市民。こんなことをする必要があるのか」と声を荒らげた。
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