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「安息の地」へ

ホンジュラスなどからの移民集団「キャラバン」は今年、トランプ氏が米中間選の争点として取り上げたことで中米諸国でも注目を浴び、過去最大規模に膨らんだ。「安息の地」を求め米国を目指す人々に同行し、その素顔や取り巻く現実を報告する。

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同時進行ルポ 16日・ティフアナ そびえるフェンス

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メキシコと米国の国境に立つフェンス。向こうの米国側では、不法入国を阻止するための補強工事が進む=メキシコ北西部ティフアナで11月16日、山本太一撮影
メキシコと米国の国境に立つフェンス。向こうの米国側では、不法入国を阻止するための補強工事が進む=メキシコ北西部ティフアナで11月16日、山本太一撮影

 治安悪化と貧困を逃れ中米諸国から米国を目指す移民集団「キャラバン」は、メキシコ北西部にある米国との国境の街、バハカリフォルニア州ティフアナに相次いで到着し約3000人が一時滞在している。参加者たちは、太平洋岸の砂浜にそびえる高さ5メートルの国境フェンスを訪れては、目指してきた米国側に広がる「安息の地」を眺めた。そこでは銃を持った米当局者に警護され、作業員が不法入国を防ぐフェンスの補強工事をしていた。

 フェンス周辺には、国境を一目見ようとキャラバンの家族連れが集まり、波打ち際では子供たちが水をかけ合って遊ぶ。作業を見守っていたホンジュラス人のフランシスコ・アントノさん(28)は「キャラバンのほとんどは法律を犯さない善良な市民。こんなことをする必要があるのか」と声を荒らげた。

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