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今週の本棚

『つたえるエッセイ 心にとどく文章の書き方』=重里徹也、助川幸逸郎・著

 (新泉社・1728円)

 大学生だった30年前、「マスコミ就職セミナー」なる勉強会に出たが、一向に作文の成績は上がらない。祈るような気持ちで書店へ駆け込んだ。書棚に並ぶ谷崎潤一郎、川端康成、三島由紀夫、丸谷才一、井上ひさし--。「文豪」「大家」「重鎮」の『文章読本』を読めば、何とかなるはず、と考えたのが甘かった。なかなか頭に入らずに苦悶(くもん)した。

 翻って本書は<頭の良さなんて、文章を書くという場所では、全然、たいしたことではありません>と冒頭にうたう。<へたでもいい。心に刺さる文章です。不器用なのは全然、構わない。読んでいる人の頭や胸ではなくて、腹に響く文章>を目指すというのだ。こうした思想を掲げるのは日々、若者らの文章に接している二人の現役大学教授である。

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