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斎藤環・評 『薬物依存症』=松本俊彦・著

 (ちくま新書・1058円)

 本書は薬物依存症臨床の第一人者による、一般向け解説書の決定版である。著者の松本は国立精神・神経医療研究センターの勤務医として、依存症の臨床ならびに啓発活動に長年関わってきた。薬物依存症の治療プログラム「スマープ(SMARPP)」の開発と普及という貢献をはじめ、精神医療の周辺に追いやられがちな依存症臨床の現場で八面六臂(ろっぴ)の活躍を続けている。

 膨大な情報量が詰め込まれた本書の中心トピックの一つは「依存症の自己治療仮説」だ。およそ30年前に北米の研究者によって提唱された仮説であるが、依存症臨床にパラダイムシフトをもたらした重要な仮説である。

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