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今週の本棚

『封印された殉教 上・下』=佐々木宏人・著

 (フリープレス・各2160円)

 敗戦3日後の1945年8月18日、横浜市内の教会でカトリック横浜教区長だった戸田帯刀(たてわき)神父(当時47歳)が射殺された。カトリックの世界でも知る人はわずかで、一部には死亡日さえ誤って伝えられていた。本書は、77歳の元新聞記者が未解決事件を約10年かけて掘り起こした重厚なドキュメントである。

 著者は当時の教会幹部が「赦(ゆる)し」の名のもとに、犯人の追及に消極的な態度を取ってきたことに疑問を持ち、手掛かりや証言を求めて日本中を旅する。その過程で「犬死に」「軽率な人だった」と死者にムチ打つ言葉を吐く聖職者の存在を知る。一方で、この事件に目を向け、後世に残そうとしてきたのは、一部の外国人神父たちだったことに気づく。

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