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茨城

牛久シャトー、飲食・物販店閉鎖へ 明治36年創業

牛久シャトー内にある「レストランキャノン」=茨城県牛久市で
牛久シャトー本館=茨城県牛久市で

 国内初の本格的なワイン醸造場だった「牛久シャトー」(茨城県牛久市)内にあるレストランやワインショップが12月28日で閉鎖されることが決まった。ワイン醸造も打ち切る。同市が日本遺産への認定を目指し、観光PR動画の舞台として使うなど、地域のシンボル的な存在だけに、大きな痛手となりそうだ。【安味伸一】

 シャトーを所有する「オエノンホールディングス」(東京都中央区)が先月30日の取締役会で、飲食・物販事業の撤退を決議した。

 閉店するのは、レストランの「キャノン」と「ラ・テラス・ドゥ・オエノン」のほか、バーベキューガーデンやワインショップなど。施設の見学は継続する。

 同社によると、シャトーの昨年12月期の飲食・物販の売上高は5億2700万円で、「飲食を取り巻く環境が厳しく、収益改善の見通しが立たない」としている。

 シャトーは、実業家の神谷伝兵衛が1903(明治36)年に創業。いずれもレンガ造りの本館(内部は非公開)▽ワイン貯蔵庫を改装して76年にオープンしたキャノン▽発酵室だった神谷伝兵衛記念館--の3棟が2008年、重要文化財に指定された。同年から国産ブドウによる醸造も再開した。年間生産量は合計15キロリットル(約2万本)で、大半がシャトー内で販売されている。

 シャトーは年間約40万人が訪れる観光の目玉で、市は昨年4月、ワインパーティーの観光PR動画を制作・公開した。また今年1月、国産ワイン造りを支えた地域として、山梨県甲州市と共同で文化庁に日本遺産の認定を申請。認定はされなかったが、再申請に向けて準備していた。市教育委員会の担当者は「遺産の活用の面で厳しくなる。申請の断念はしていないが、ハードルは高くなった」と話した。

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