戦争の愚

風船爆弾に悔い 製造の経験を小説に

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風船爆弾をテーマにした市民ミュージカル上演にも取り組んできた高橋光子さん=愛媛県四国中央市で2014年8月21日、松倉展人撮影
風船爆弾をテーマにした市民ミュージカル上演にも取り組んできた高橋光子さん=愛媛県四国中央市で2014年8月21日、松倉展人撮影

 1個の風船爆弾を主人公にした小説「ぼくは風船爆弾」(潮ジュニア文庫)が先月刊行された。太平洋戦争末期の1944(昭和19)年秋から翌春にかけ、米国へ向け飛ばされた旧日本軍の兵器。和紙の産地・愛媛県川之江町(現四国中央市)で少女の頃に爆弾づくりに動員された作家、高橋光子さん(90)=東京都武蔵野市=が主人公に思いを託し、「戦争の愚かさを訴えるのが僕の使命」と若い世代に呼び掛けている。

 高橋さんら旧川之江高等女学校(現川之江高)の生徒159人は44年に勤労動員された。当時15、16歳。学校と町内五つの製紙工場で朝から晩まで楮(コウゾ)の皮をはぎ、和紙を加工し、こんにゃくのりで貼り合わせた。

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