- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

第34回京都賞の授賞式(今月10日、国立京都国際会館)に出席しました。厳かな雰囲気の中、受賞者3人にメダルが贈られ、来場者約1200人の拍手が響き渡りました。京都市交響楽団のドラマチックな演奏や京都聖母学院小学校の合唱団による童謡の披露などにも心揺さぶられました。「落ち着いた町並みはインスピレーションを与えてくれる」。先端技術部門の受賞者、米国のカール・ダイセロス博士による京都の印象がビデオの中で紹介され、そんな街で暮らしていることを誇らしく感じもしました。
京都賞の受賞者は今回を含めて計108人と1団体になります。そのうちの一人、2013年の思想・芸術部門受賞者である米国のジャズピアニスト、セシル・テイラーさんが今年4月、89歳で亡くなりました。即興演奏の創始者とされ1950年代から活躍。大きな存在感を示す音楽家でしたが、表舞台に姿を見せる機会は少なくなっていました。賞を主催する公益財団法人稲盛財団の前広報部長、中島剛さん(62)から、受賞を伝える…
この記事は有料記事です。
残り598文字(全文1030文字)