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余録

クリスマスは何月何日?…

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 クリスマスは何月何日?と聞かれれば、英国人でなくとも大抵、「12月25日」と答える。では、これはどうだろう。「(フランス北部の都市)バイユーの刺しゅう画」に描かれているのは何の戦い?▲(1)ウォータールー(2)トラファルガー(3)ヘイスティングズ(4)ブリテン。正解の(3)を即答した人は、かなりの通ではないか。いずれも英国で永住権や市民権を得るのに合格が不可欠な試験の出題例だ。ロンドン・アイ(大観覧車)の高さや、英国初のカレー屋ができた年を選ぶ設問もある▲4択や2択の形式で、24問中18問以上、正解なら「合格」。何度でも挑戦可だが、受験料は1回50ポンド(約7400円)と決してお安くはない。それでも64回受験した人がいるというから、よほど魅力的な国なのだろう▲2005年に始まり、延べ200万人が受験したとか。が、中身の評判が芳しくない。「質の悪いパブのクイズ大会みたいだ」(ジャビド内相)とのことで、改定される模様である▲問題は「英国人の価値観」や「英国人らしさ」への理解度をどうやって試験で測るか、だ。外国人に問う前に、国民が共有しておく必要があるから、簡単ではない▲こちらの島国では、外国人労働者の受け入れ拡大がにわかに政治のテーマとなった。今は自己都合の人手不足対策といった感じだが、定着すれば、いずれ「日本人とは」が問われるようになるかもしれない。「出身がどこであれ働く人を大切にする」を堂々正解にできる国になっていたらいい。

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