尾道駅

駅裏の名物猫死ぬ 愛され20年、全国にファン

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 広島県尾道市のJR尾道駅北口に居着き、約20年にわたって地域住民や通勤通学客に愛された半野良の三毛猫(雌)が今夏、死んだ。老衰とみられる。人なつこい性格で全国にファンがいる、駅裏の人気者だった。【渕脇直樹】

 ミイ、タマ、ブタコ、アイツ……。三毛はさまざまな名前で呼ばれた。尾道市立土堂小4年の小林しずくさん(10)と大村未来さん(10)は1年のころから「タマちゃん」と呼んで可愛がり、登下校に頭をなでると「ニャー」と応えてくれた。タマの死を知り2人は、いつもひなたぼっこしていた場所にビー玉を供えた。

 三毛は近くの会社員、高橋幸孝さん(54)が2005年ごろから世話を始めた。道端の彼女に一目ぼれして自宅に連れ帰り、餌をやっては早朝「同伴出勤」する暮らしを始めた。三毛は冬は学習塾周辺の歩道でひなたぼっこし、夏は線路脇の駐車場で涼んだ。高橋さんはワクチンを毎年打ち、けがも医者に診せた。「ミイはみんなの猫」と放し飼いにし、三毛は駅前で夜更かしすることもあった。

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