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福島原発

当時の痕跡、生々しく 3、4号機制御室初公開

 東京電力福島第1原発事故の発生当時、最前線で対応に当たった3、4号機の中央制御室に共同通信の記者が18日までに報道機関として初めて入った。事故から7年8カ月が経過したが、室内はほぼ手付かずのままで、原子炉内の水位を測る計器の近くには手書きの数字が書き残されるなど、当時の生々しい様子が見られた。

 中央制御室は原子炉やタービンなどの運転をコントロールする部屋で3、4号機の原子炉建屋の間の建物内にあり、両号機を監視、制御していた。事故当時、10人程度いた当直が原子炉の緊急停止や炉内の水位を確認するなど対応に追われた。

 現在は原子炉への注水などの管理は別の場所にある免震重要棟で行い、制御室は使われていない。照明もわずかしかなく、薄暗い室内の壁沿いには、炉内の圧力などを示す目盛りや、操作レバーが並ぶ制御盤があった。水位計の近くには細かい数字が書き込まれ、東電の担当者は「平常時は書き込むことはなく、非常時であることをうかがわせる」と説明した。床は汚染防止のシートで覆われており、室内の放射線量は毎時6マイクロシーベルトだった。

 3号機は2011年3月の東日本大震災の津波に被災した当初、原子炉の冷却ができていたものの、その後炉内の水位が低下し、炉心溶融(メルトダウン)が起き、原子炉建屋が水素爆発した。内部には溶け落ちた核燃料(デブリ)が残っている。4号機は当時定期検査中で炉内に核燃料はなかったが、使用済み燃料プールの冷却が一時できなくなったほか、3号機から流入した水素による爆発で原子炉建屋が大破した。

 東電は14年2月に1、2号機の制御室を公開したが、3、4号機は付近の放射線量が高かったため公開していなかった。(共同)

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