メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

蔵書拝見

浜田靖一氏/上 「破軍の星」 自分を律し、芯を守る

インタビューに答える浜田靖一・衆院議員=東京都千代田区永田町の衆院第2議員会館で2018年11月12日、宮本明登撮影

ロングバージョン

 本屋さんでついつい自分の好きな作家の棚を見る。長編シリーズの新刊がなければ並んでいる既刊の中から「もう持ってたっけ?」と思いながら買うけど、やはり持っていた--。本好きにはよくある話だが、僕にとって北方謙三さんがそういう作家だ。

 この本の主人公の北畠顕家は、南北朝時代に後醍醐天皇のもとで足利尊氏と戦った人物だ。若い公家だが武将の面もある。公家政治、宮廷政治に対して疑問を持ち始め、「民とともに積み上げる大義」を意識し、仕えていた後醍醐天皇にも疑問を持つ。時運を味方に付けられずに追い込まれた状況で死を覚悟し、「(中央の力が及ばない)陸奥の大地までひた駆けよう」と部下の武士たちに呼びかけて敵陣に突っ込むラストは圧巻だ。

 一方で足利尊氏の取り上げ方も面白い。最終的には「勝者」なんだけど、局面局面の戦いでは負け続ける姿が…

この記事は有料記事です。

残り1561文字(全文1930文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 共産党「現行憲法に抵触」即位礼など欠席 他の主要政党は祝意

  2. 行政ファイル 金沢の飲食店で食中毒 /石川

  3. 名阪国道、奈良知事が異例の有料化要望 トラック流入で事故や渋滞多発

  4. 皇室 天皇陛下「象徴としてのつとめを果たす」 2000人参列し「即位礼正殿の儀」

  5. 皇室 即位礼正殿の儀 天皇陛下のおことば

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです