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世界の雑記帳

黒塗りのサンタ従者巡り人種差別論議、オランダの祭りで衝突発生

 11月18日、12月5日の聖ニコラス(サンタクロースのモデルとなった聖人)祭を前に、週末にオランダで行われた毎年恒例の聖ニコラスの行進で、「ブラック・ピート」と呼ばれる従者の顔の色を巡って各地で小競り合いが発生し、逮捕者が出る騒ぎとなった(2018年 ロイター/Eva Plevier)

 [アムステルダム 18日 ロイター] - 12月5日の聖ニコラス(サンタクロースのモデルとなった聖人)祭を前に、週末にオランダで行われた毎年恒例の聖ニコラスの行進で、「ブラック・ピート」と呼ばれる従者の顔の色を巡って各地で小競り合いが発生し、逮捕者が出る騒ぎとなった。

     ブラック・ピートは、白人が顔を黒く塗り、赤い口紅や縮れ毛のかつらで仮装するのが風習になっているが、反対派は人種差別だと抗議している。

     一方、幼少期にこの時期を贈り物シーズンの始まりとして記憶しているオランダ人の大半は、仮装は無害な楽しみと感じているという。

     この数日前、ブラック・ピートのテレビ放映禁止を求めた反対派の訴訟が裁判所に却下されていた。

     

     祭りでは、ロッテルダムのエラスムス橋から「ブラック・ピートは人種差別主義」と書かれた垂れ幕をたらした反対派に対して、支持派が攻撃を加える事態が起きた。

     ナイメーヘンとズウォレでは、市長がデモ参加者の安全を保証できないと表明し反対派のデモが中止された。ティルブルフでは18日、衝突の機会を模索したとの警察判断から40人の支持派が拘束された。

     アムステルダムでは、従者は煙突を下ってくることからすすだらけだったとの伝承に基づき、顔を黒塗りにせず、すすを塗った従者350人がサンタクロースとともに到着した。

     オランダの民間伝承では、サンタクロースは年に1度、スペインからプレゼントを満載した蒸気船でオランダにやってきて、伝統的に顔を黒く塗った従者数十人を伴っているとされている。子どもたちは、サンタはその後2週間にわたってクッキーやプレゼントを配りながら陸上を旅し、12月5日の夜に旅を終えると教えられている。

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