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 1988年、勝新太郎の「座頭市」のため、馬場正男は広島・みろくの里での大セット建設に汗をかいた。大映時代からの古いなじみで、美術制作のベテラン、柳瀬恭一が相方だ。2人とも時代劇映画は知り尽くしているが、時代は変わり撮影所が縮小し、現場にカツドウ屋の常識が通用しない“素人”が増えていた。

 映画セットの作りは、本職の大工には納得しがたい。例えば木材を組み合わせるのに、本建築なら接合部を加工したほぞで継ぐ。しかしバラしが前提の映画にはムダだ。馬場にしてみたら「とても金勘定が合わへん。一遍きりやから、外見がよかったらええ」ということになるが、本職の大工には「これでは持たん、ようやらん」となる。馬場の目が届くの…

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