メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

平成の記憶

時代の伝言 平成の教育 子どもの発想生かして 教育評論家・尾木直樹さん(71)

=長谷川直亮撮影

 平成は、子どもが抑圧された時代だった。神戸の連続小学生殺傷事件や大阪教育大付属池田小事件など、子どもが被害者や加害者になる残酷な事件の数々は世間を震撼(しんかん)させた。学校や子どもの安全が脅かされたことは、保護者や社会の不安を高め、学校を萎縮させ閉鎖的にさせる大きな要因になった。

 そして、子どもを抑圧する方向へ教育界が大きくかじを切った最大のきっかけが、2000年前後、「選択と集中」に表されるように、経済の原理が教育界にも導入されたことだ。06年の教育基本法改正以降、政治から教育への圧力が強まる。米国流の「ゼロトレランス(寛容さゼロ方式)」が全国に広がり、学校では、ポイント制で子どもがルールを破るたびに減点し、ある点数になると出席停止などの罰を与えるといった指導法が導入され始めた。

 追い打ちをかけたのは、07年に始まった全国学力テストだ。テストの結果で学校への予算配分まで左右され…

この記事は有料記事です。

残り823文字(全文1220文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 池袋暴走 ハンドルほぼ操作せず 87歳男性パニックか
  2. 池袋暴走、ドラレコに音声 87歳男性「あー、どうしたんだろう」同乗の妻の問いに
  3. 校長のセクハラ告発女子生徒、焼き殺される 「自殺に見せかけるよう」校長自身が指示 バングラデシュ
  4. AAAリーダーを暴行容疑で逮捕 「飲みに行こう」と誘うも断られ平手打ち
  5. 池袋暴走事故 亡くなった松永さん親族ぼうぜん「だまされているような」

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです