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11月1日は何の日だったかご存じでしょうか? 1890(明治23)年に日本の点字が制定された記念日です。フランスで全盲のルイ・ブライユ(1809~52年)が考案した点字は、六つの点を組み合わせ、かな、数字やアルファベットなど、さまざまな記号を表せます。基本的に左手の人さし指で読み、全て横書き。約130の言語に対応し、選挙の投票で使えるのは、日本が世界で初めてといわれます。
小学校教員だった京都市の宮永まゆみさん(63)は、12年前に失明し、全盲になりました。施設での2年間の訓練では、点字の習得に苦戦しましたが、今では、点字クラブのリーダーとして大活躍です。視覚障害の人のため録音図書もありますが、宮永さんは「指で読まないと、自分のものにならないんです」と点字の力を熱く語ります。
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