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ウェルナス

ナスの隠れた成分に着目 高血圧改善サプリ開発に挑戦

ウェルナスの小山正浩社長

 野菜の定番ともいえるナス。水分が93%を占め、一般的には栄養価がさほど高いイメージがないが、その隠れた成分に光を当て、高血圧改善やストレス軽減に効果的なサプリメントの開発に取り組むスタートアップ企業がある。長野県の信州大学発ベンチャー第1回認定を2018年6月に受けた株式会社ウェルナス(長野県上田市、小山正浩社長)だ。他の野菜の1000倍以上の成分含有量を持つ高知県産ナスを使って、現在臨床試験を実施、今年度末までに試験結果をまとめ、20年度に機能性表示食品として商品化を目指す。併せて、ITを活用したヘルスケア事業にも19年度から挑戦すべく、年明け早々数千万円規模の資金調達を予定している。【岩沢武夫】

 「秋ナスは嫁に食わすな」ということわざの意味は諸説ある。美味の食材を憎らしい嫁に食べさせてはもったいないという嫁いびり、対照的に、水分が多いナスで大事な嫁が体を冷やさないよういたわる気持ち、あるいは種の少ないナスから連想して子種ができなくなる恐れがあるとする言い伝えなど、解釈はさまざまだ。小山社長は事業のプレゼンテーションの際は必ず、ナス柄のネクタイを締め、このことわざを引き合いに「秋ナスは嫁に食わせろ!」と強調する。

 ナスに隠されたこの成分は「コリンエステル」と呼ばれる。恩師である信州大学術研究院(農学系)中村浩蔵准教授と二人三脚で16年、ナスに大量に含まれていることを発見し、特許を取得した。02年に信州大農学部に赴任した中村准教授は、地域の農産物を活用し、食を通して健康増進に役立てることはできないかと、信州特産であるソバと木曽地方に伝わる漬物の発酵技術を組み合わせた研究に着手、06年にソバの芽(スプラウト)…

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