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ニッポンへの発言

キーワード 平成くん、さようなら=中森明夫

古市憲寿さん=根岸基弘撮影

 「平成最後の……」という枕ことばをよく耳にする。昭和の終わりにはなかったことだ。今上天皇の生前退位により、来年4月末日に平成は終わる。さて、「平成最後の」の惹句(じゃっく)にふさわしい小説を読んだ。古市憲寿著『平成くん、さようなら』(文芸春秋)である。

 主人公は1989年1月8日、平成最初の日に生まれ、「平成(ひとなり)」と名づけられた若手文化人だ。たまたま同じ日に生まれた恋人「愛ちゃん」の一人称で物語は進行する。2人は港区のタワーマンションで同棲(どうせい)しているが、性関係はない。

 「彼から安楽死を考えていると打ち明けられたのは、私がアマゾンで女性用バイブレーターのカスタマーレビ…

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