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第80期名人戦

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第77期名人戦A級順位戦 久保利明王将-糸谷哲郎八段 第21局の5

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第一歩が…

 [後]5七と(図)が痛い。久保は[先]7三飛と王手してから[先]5七金と取るが、2枚角で挟まれ飛車を失った。

 [後]4三同玉はまた糸谷らしい。玉で取るのは「趣味」と言い張る。

 久保は[後]同玉に驚き、同時にここがチャンスと見た。玉が近くなった分、6六の拠点を生かして迫れる。

 だが第一歩を誤った。角を追い払う[先]7六歩がまずかった。局面を進めると後手玉は6四への退路が残り、詰めろがかからなくなっていたからだ。代えて[先]7四と(参考図)なら、6四に逃がさないし[先]6四金で仕留める手も出てくる。

 糸谷は[先]7四とでも[後]3一角の予定で、以降も本譜と同じ順が続くようだ。そうなると後手玉の退路の他に、先手は1歩使わずに済むメリットも出てくる。久保は「とりあえず拠点だし得しているもんだと……」と悔やんだ。と金は三段目に残しておいたほうが詰ましやすいと思い込んだのも要因だ。しかし久保が[先]7六歩を指したときは残り4分。深く考慮できなくても仕方がない。(加藤まどか)

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