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世界の雑記帳

スイスが「家畜の尊厳」問う国民投票へ、除角の是非に賛否拮抗

 11月20日、スイスで25日、除角を行わず自然に角を生やした牛やヤギを飼う農家に対し、国から補助金を支給すべきかどうかを問う国民投票が実施される。写真は15日撮影(2018年 ロイター/Denis Balibouse )

 [ペルフィット(スイス) 20日 ロイター] - スイスで25日、除角を行わず自然に角を生やした牛やヤギを飼う農家に対し、国から補助金を支給すべきかどうかを問う国民投票が実施される。

     「家畜の尊厳」を巡る国民投票実施に尽力したのは、北東部で農場を営むアルマン・カポールさん(66)。牛たちの「声を聞き」、角を生やした動物たちが動けるようより広大な牧草地を確保し、除角を減らすため9年にわたる資金集めに乗り出した。除角は、角の生え始めた子牛に鎮静剤を投与し、熱したこてで角周辺を焼いて成長を止め、角を切除するもの。

     スイスでは、国のシンボルで観光資源でもある牛の4分の3が除角されているか、または生まれつき角を持たない。

     「われわれは、そのままの姿の牛たちに敬意を表さなければならない」と語るカポールさんは、角は牛同士のコミュニケーションや体温調整に役立っているとし、角を生やした牛を飼育する農場に対し、1頭当たり年間190スイスフラン(約2万1500円)の補助金を支給するよう求めている。

     一方支持派は、除角は犬やネコの虚勢のようなもので安全策としている。ある農場経営者は「現在の方法は優れている。(角がないほうが)牛同士が仲良くなる。角があれば、動物にとっても人間にとっても危険が増す」とし、「農場が自主的に決めるべき」と述べた。

     政治的なロビー活動が振るわなかったことを受け、カポールさんは国民投票実現に必要な10万人の署名を集めた。最新の世論調査では、賛否は拮抗しており投票の結果は予想不可能な状況という。

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