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京都大などの研究グループは、哺乳類の目が丸くなる仕組みを解明したと発表した。目になる組織の細胞同士が組織全体の変形を感知し、互いに微調整しているという。iPS細胞(人工多能性幹細胞)やES細胞(胚性幹細胞)から作製した細胞や組織を移植する「再生医療」では現在、眼球のような複雑な組織・器官を作ることは難しいといい、今回の解明が役立つ可能性がある。成果は22日、米科学誌「サイエンス・アドバンシーズ」電子版に掲載された。
哺乳類の目は、シート状の脳組織が突き出して半球状となり、その先端が次第にくぼんでカップ状の「眼杯」に変化し、丸い形になる。くぼんだ部分は「網膜組織」、その周囲は「網膜色素上皮組織」に分化するが、どのような力や信号が働いているかは不明だった。
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