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街角のスーパーには買い物に訪れる多くのブラジル人らの姿があった。店の看板は「SUPER MERCADO(スーパーマーケット)」。ブラジルの公用語であるポルトガル語だ。
パナソニックやSUBARU(スバル)などの大企業の工場や関連する中小企業が集積する群馬県大泉町の人口は約4万人。外国人比率の高さは約18%とトップクラスで、全国の自治体から視察の申し込みが後を絶たない。「将来の日本の縮図」ともいわれる。
町に外国人が集住し始めたのは約30年前。1990年の入管法改正で日本にルーツを持つ外国人(日系人)の就労が解禁された。バブル期の人手不足もあって、かつてブラジルに渡った日系移民の子孫たちが町内の工場などで働くようになった。バブル崩壊やリーマン・ショックで景気が落ち込んでも外国人住民の減少は限定的だった。
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