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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「語り継ぐ人に」 阪神で被災の女性が授業

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吉里吉里学園中学部の生徒たちに「そのままでいいんだよ」と震災を語り継ぐ大切さを伝える河田のどかさん(右)=岩手県大槌町吉里吉里で2018年11月20日、中尾卓英撮影
吉里吉里学園中学部の生徒たちに「そのままでいいんだよ」と震災を語り継ぐ大切さを伝える河田のどかさん(右)=岩手県大槌町吉里吉里で2018年11月20日、中尾卓英撮影

 「そのままでいいんだよ」--。東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町の吉里吉里学園中学部(生徒数40人)で20日、「防災授業」があった。講師は小学1年の時に阪神大震災(1995年)を経験し、今は全国の学校や自治会などと連携し防災・減災教育を進める兵庫県西宮市のNPO法人「さくらネット」スタッフ、河田のどかさん(31)。「楽しかった、うれしかった、悲しかった、つらかったこと。震災を語り継ぐ人になってください」とエールを送った。【中尾卓英】

 河田さんは授業で、神戸市須磨区の自宅で激震に見舞われて泣きじゃくっていた時、母が背中を優しくさすってくれた経験から語り始めた。長田区の祖父母の家はぺしゃんこになったが、2人は奇跡的に無事だった。だが翌年、祖父母宅の場所を訪ね、思い出ごとすべてなくなった更地を見た喪失感から、「しんじられない」という作文を書いた。母から「何で楽しいこと書かないの」と諭されたことから「お母さんを悲しませる」と記憶にふ…

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