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山下達郎 進み続ける円熟の物語

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=能美潤一郎撮影
=能美潤一郎撮影

 例えば、会場を光が飛び交うわけではないし、派手な演出があるわけでもない。晴れがましいところは、一切ない。歌が歌われ、楽器が奏でられ、音楽が生まれる。極端に言えば、それだけだ。バンドの顔ぶれだってほとんど変わらない。それなのに、どこかが違い、その違いがもたらす、新たな、大きな感動に胸は満たされ、帰路に就く。そして、つぶやくのだ、次も来ようと。山下達郎という人は、その違いにどんな思いを託し、どんな魔法をかけているのだろう。

 約3時間半。途中、ロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」のカバーがあり、近藤真彦に提供した「ハイティーン・ブギ」のセルフカバーがあった。「レッツ・ダンス・ベイビー」でクラッカーを浴び、「クリスマス・イブ」や「ライド・オン・タイム」に酔う。そして、新曲「ミライのテーマ」があった。「ダウン・タウン」や「今日はなんだか」、ソロになってからの発表だが、シュガー・ベイブ時代の「ウィンディ・レディ」…

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