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もう一度食べたい

記者編 群馬・深煎りコーヒー 香りにホッ、癒やしの一杯

イタリア製のエスプレッソマシンでコーヒーをいれる金沢さん=群馬県桐生市で

 前橋市での駆け出し記者時代、通っていた名画座の前に移動販売のコーヒー店があった。映画館に持ち込み、深煎りコーヒーの香りをかぐと仕事の疲れを忘れ、ほっとした。もう一度味わいたくて、店の場所を探すと、そこは群馬県中央部にそびえる赤城山だった。

 この先に民家はあるのだろうか。JR高崎駅から約1時間。紅葉に彩られた赤城山を車で走りながら、少し不安になった。ナビシステムは落ち葉で覆われた側道を指している。おそるおそる進むと、道の先のログハウスから黒い犬が3匹、しっぽを振りながら飛び出してきた。その後ろには見覚えのある背の高い口ひげ姿の男性。名画座の前でいつもコーヒーをいれてくれた、無口な店主だった。

 店の名は「kaffa(カファ)」。コーヒー発祥の地とも呼ばれるエチオピア南西部の地名が由来だ。店主の金沢和志(かずし)さん(56)と陽子さん(50)夫妻が営む。自宅でコーヒー豆の焙煎(ばいせん)と通信販売を行い、週3~4日は各地で移動式コーヒー店を開く。「接客は得意じゃないから、できれば豆の販売を中心にしたいんだけど」。そう笑いながら、金沢さんは早速コーヒーをいれてくれた。一口飲むと酸味の少ない…

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