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今週の本棚・新刊

『すきな映画を仕事にして』=中野理惠・著

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 (現代書館・1620円)

 映画というと、監督や俳優が華やかな脚光を浴びるのは当然としても、その陰で頑張っている配給会社の人たちがいることは、一般の観客にはほとんど意識されないだろう。しかし、本書を読めばわかるように、世界中で作られている優れた芸術映画や先鋭的な記録映画が観客に届けられるのは、配給のプロの鑑識眼と努力のおかげなのだ。

 本書はパンドラという会社を設立し、自分が「すきな映画」だけを選びながら精力的に配給に携わってきた著者の、映画人生の軌跡を描いた自伝である。いや、映画の配給だけではない。著者は、出版や映画のプロデュースも手掛け、一貫してフェミニストの立場から様々な活動に関わってきた。

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