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今週の本棚・本と人

『流砂』 著者・黒井千次さん

 ◆黒井千次(くろい・せんじ)さん

 (講談社・2052円)

検事だった父をモデルに

 「いつかは父親のことを正面に据えて書いておきたかった」。8年ぶりに刊行された小説は、検事だった自身の父親をモデルに、父が生きた時代と、共に老いていく親子の関係をかみしめるようにつづっている。明治、大正、昭和の三つの時代を生きた90代の父親の過去を、70代の息子がみつめている。父親とは何者だったのかを探る、旅の軌跡のような小説である。

 思想犯罪を扱う思想検事だった父親は、戦前「思想犯の保護を巡って」というリポートを書いていた。この分…

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