ウクライナ軍に発砲 クリミア近海 6人負傷、緊張高まる
【キエフ大前仁】ロシアが2014年に編入したウクライナ南部クリミア半島周辺の黒海海域で25日、ロシアの国境警備隊が「ウクライナ海軍艦船が領海侵犯した」として発砲し、負傷者が出た。ウクライナのポロシェンコ大統領は26日未明に事実上の戒厳令施行を提案する考えを示し、国連安全保障理事会も同日に緊急会合を招集する予定で、軍事的な緊張が高まっている。
ロシアとウクライナは最近、両国に近接するアゾフ海の通行権などを巡り相互批判を繰り広げていた。
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