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障害者雇用

愛知、共に考え働く 08年から知的障害者採用 鶏舎の管理「続けたい」

鶏の卵を仕分けして集める知的障害者の男性(手前)。普段は鶏舎を一人で管理している=愛知県長久手市の県農業総合試験場で2018年11月16日、上東麻子撮影

 精神・知的障害者の多くが「門前払い」されていた全国都道府県の障害者雇用枠。他の地方自治体が二の足を踏む中、愛知県は2008年から知的障害者を受け入れている。

 「これは名古屋コーチン、こっちは白色レグホンです。落とさないように卵の集荷は気を使います」

 同県長久手市郊外にある県農業総合試験場の鶏舎。10年前から働く男性(29)が、手際良く卵を仕分けながらケースに収めていく。知的障害者としての採用第1号だ。卵の数を計算して用紙に記入し、作業車を運転して集荷場へ。約1000羽の世話を一人で担う。「最初は戸惑ったが、分かりやすく教えてくれた。仕事は自分に合っているので続けたい」。自宅通勤で、給与から親に食費などを払い、残りは自分の携帯電話代や生命保険代、趣味などに使う。

 県によると、厚生労働省から10年以上前、知的障害者を雇用するよう要請があったという。図書館の図書整理、県庁や出先機関の一般事務など、単純で繰り返し作業が多い職場で雇用枠を確保している。給与などの待遇は健常者と同じだ。一方、精神障害者は「体調に波があり、知的障害者とは別の難しさがある」として、今のところ正職員の採用枠はない。

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