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四国人

四つの国には熱意を持った人々がいる。四国人(しこくびと)を紹介する。

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/41 日本のお手玉の会理事(元会長) 武田信之さん /四国

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約4000年前の古代エジプト王朝の墓の壁画にもある石や羊骨を使う素朴な遊び、お手玉。「布包みは日本独特で、最近では脳の活性化効果があるという追跡研究もある」と武田信之さん=愛媛県新居浜市で、近藤隆志撮影
約4000年前の古代エジプト王朝の墓の壁画にもある石や羊骨を使う素朴な遊び、お手玉。「布包みは日本独特で、最近では脳の活性化効果があるという追跡研究もある」と武田信之さん=愛媛県新居浜市で、近藤隆志撮影

歌い遊び3世代交流 武田信之(たけだ・のぶゆき)さん(84)

 1992年、松山市内で開いた郷土遊びイベントで、お手玉で遊ぼうとしていた女の子が突然泣き出した。お年寄りに習いながら作ったお手玉を溝に落とし水にぬらしてしまったのだ。「その涙が忘れられない。お手玉にはすごい力があると感じた」。イベントでは用意した布、材料が足りなくなるほどお手玉遊びは人気を集めた。

 この年9月、仲間とお手玉シンポジウムを開き、旧三瓶町(現西予市)出身の詩人・童話作家で現会長の宮中雲子さんらと「日本のお手玉の会」を設立。「全国お手玉遊び大会」(現・お手玉遊び市民大会)は今に続き、本部を新居浜市に置く。会は03年に「サントリー地域文化賞」を受賞した。

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