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岐路の風景

歴史の転換期となった文化的事象を取り上げ、現代の視点から改めてその意義を探ります。

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「あるある大事典」騒動 「納豆ダイエット」データ・談話を捏造 無難たれ、テレビに波

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自らの経験を踏まえ、「発掘!あるある大事典II」の捏造問題について学生たちに話す鹿島我さん(中央)=京都市右京区で、小松雄介撮影
自らの経験を踏まえ、「発掘!あるある大事典II」の捏造問題について学生たちに話す鹿島我さん(中央)=京都市右京区で、小松雄介撮影

 2007年に全国放送された関西テレビの情報番組「発掘!あるある大事典2」の捏造(ねつぞう)は、テレビ番組への信頼を揺るがす社会問題となった。華やかな放送業界の舞台裏が浮き彫りとなったが、あれから10年余が経過した今も、報道やバラエティーを問わず、番組制作の捏造を疑う声は後を絶たない。関西学院大在学中から放送作家として活躍してきた京都光華女子大短期大学部教授の鹿島我(が)さん(52)は「あるある」問題がテレビに残した爪痕は深かったと考えている。【須藤唯哉】

 「あるある」は、毎週日曜午後9時から放送されていたフジテレビ系列の看板番組だった。当時、毎週土曜午前放送の情報番組で制作に携わっていた鹿島さんは07年1月、関西テレビの関係者から「我が社に大きな問題が降りかかる」と告げられた。間もなく、週刊朝日の取材を契機にした社内調査の結果、1月7日放送の「あるある」で「驚異的な効能」と取り上げた納豆ダイエットについて、データや外国人研究者のコメントが捏造だっ…

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