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ろう者で映画監督の今村彩子さん制作
聴覚障害のある人にエイズウイルス(HIV)の感染予防の正しい情報を届けようと、ろう者で映画監督の今村彩子さん(39)=名古屋市=が、手話・字幕付きの啓発動画を制作した。感染した当事者の声も盛り込んでおり、12月1日の世界エイズデーに合わせて無料公開する。「誰にとっても身近な病気であることを知ってほしい」と呼び掛けている。
今村さんはこれまでも聴覚障害にかかわる作品を手がけてきた。以前、聴覚障害者で性的少数者(LGBTなど)でもある人たちを取材してDVDを制作した際、HIVに関する情報が聴覚障害者に行き届いていない現状を知った。「予防と治療には正しい知識と情報が必要なのに、聴覚障害者は取り残されている」と感じたことが、動画制作のきっかけになった。
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