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特集ワイド

中国人→日本国籍取得→選挙に出馬 「帰れ!」の罵声に…「私は日本国民」

映画「選挙に出たい」の一場面=提供写真

 街頭演説中、「中国に帰れ!」という罵声を浴びた主人公がすかさず応じる。「私は日本国民ですから……、どこへ帰るんですか」。日本国籍を得て地方選挙に出た中国出身の男性を追ったドキュメンタリー映画「選挙に出たい」の山場である。人間は、出身国というくくりからどこまで自由になれるのか。国会で外国人労働者の受け入れ拡大策が議論される中、さまざまな問いが秘められた作品だ。【藤原章生】

 30年前に「東京モード学園」に私費留学し、ティッシュ配りのアルバイトが高じて「歌舞伎町案内人」を名乗る作家となった李小牧さん(58)。そんな李さんの2015年新宿区議選の奮闘を描いたのが、16年に製作された映画「選挙に出たい」だ。陽性の彼の人柄だけでなく、社会の明暗を活写した作品は日本、中国、マカオの映画祭に出品されたが、配給会社がなかなか決まらず、12月1日、東京都中野区の映画館「ポレポレ東中野」でようやく初公開される。

 監督は中国河北省出身の女性、邢菲(けいひ)さん(36)で初の長編作品となる。04年に福島大に短期留学し、08年には北海道大でメディア修士号を取得。日本の番組制作会社「テムジン」でNHKなどテレビ番組のドキュメンタリーを作ってきた。13年に退社後、英国留学を終え日本に戻った直後、李さんを主人公にした作品づくりを即決した。

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