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演劇

豊饒の海 時空交差、巧みな演出=評・濱田元子

笈田ヨシ(左)と東出昌大=カメラマン、阿部章仁撮影

 三島由紀夫最後の長編小説「豊饒(ほうじょう)の海」4部作を、1本の作品として舞台化した意欲作である。脚本を手がけた長田育恵の巧みな構成、マックス・ウェブスターのミニマルで想像力に委ねる演出がリリカルな世界を紡ぐ。

 原作は明治時代末から1975(昭和50)年まで約60年にわたる。長田は、侯爵家の子息・松枝清顕(東出昌大)と伯爵家の聡子(初音映莉子)との禁断の恋と、清顕の20歳での死を描く第1部「春の雪」をベースに、他の3部をシャッフルして重層的により合わせた。

 時空が交差し、現実と幻想が混在する物語は能を強く意識させ、能舞台を思わせる装置が有機的に作用する。…

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