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時代の波にもまれる日本企業や組織を描く「変革」第11部は、04年の球界再編問題から大きく変化してきたプロ野球のパ・リーグに迫る。

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第8部 JTB/1 時代の変化に直面(その1)

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大久野島でウサギとたわむれる訪日外国人客=竹地広憲撮影
大久野島でウサギとたわむれる訪日外国人客=竹地広憲撮影

外国人目線、驚きと確信

 港に下りると、数羽のウサギがぴょこぴょこと近づいてきた。広島県竹原市内の港から船で15分。瀬戸内海に浮かぶ大久野島には、900羽を超える野生のウサギが生息する。公園や原っぱなど至るところで、外国人観光客らがしゃがみこんでウサギをなでたり、スマートフォンで写真を撮ったりして楽しんでいる。イスラエルから来たというプログラマー、ナタリー・ゴールド(22)は「本当にキュート。ウサギが大好きなの」と満面の笑みを見せた。

 戦時中は毒ガスが製造されていた島内には、貯蔵庫などの廃虚が点在。人はほとんど住んでいない。この周囲わずか4キロの小さな島を人気の観光地に変えたのが、2014年に島を訪れた外国人がインターネットに投稿したウサギの動画だった。「ウサギの島」として話題になり、各国から観光客が訪れるようになった。今では日本人にも人気で、17年の来島者は約36万人と4年前に比べ3倍に増えた。

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