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共生のために

外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案が国会で審議されている。さまざまな立場の人に共生のあり方を語ってもらう。

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外国人就労を考える 外国籍の子供支援を NPO法人「フローレンス」代表理事・駒崎弘樹さん(39)

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駒崎弘樹・NPO法人「フローレンス」代表理事=東京都千代田区で2018年11月16日、堀智行撮影
駒崎弘樹・NPO法人「フローレンス」代表理事=東京都千代田区で2018年11月16日、堀智行撮影

 私たちが運営する保育園でも、外国籍の子供が増えており全園で対応を始めている。例えば東京都豊島区の園では、定員12人のうち7人が外国籍だったことがある。保護者には日本語が通じず、英語も片言だけの人がいた。言葉が分からないと行政サービスから漏れてしまうし、必要な制度も伝えられない。英語で書いたお便りや、翻訳アプリを使うなどしてコミュニケーションを取っている。これが未来の保育園の日常になるかもしれない。

 だが、こうした現場に共生社会の実現に向けた予算はまったく配分されず、経済界が事実上の移民にただ乗りしているとしか思えない。影響は医療、福祉、教育などさまざまな分野に及ぶ。私たちは目の前の子供を放っておくことはできないので、志と根性で受け入れるだろう。その結果、今ですら人手不足の保育業界はさらに疲弊しかねない。

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